「コアなファンと繋がれるのがLINE VOOMです!」 クリエイターが考える、LINE VOOMならではの強みとコミュニケーション手法とは?

Apr 18, 2023

23/3/4(土)LINEオフィスで開催した、「LINE VOOM Lab」のオフラインイベント。
前回の記事ではイベント全体の様子をお伝えしましたが、今回はクリエイターによるトークセッションに焦点を当てながら、LINE VOOMの投稿のヒントになるような情報をお届けします!

▼前回の記事はこちら
ショート動画クリエイターが大集合! LINE VOOM Lab Creator Program オフラインイベント

目次

  • クリエイター紹介
  • LINE VOOMを見ているのは◯◯な人たち
  • 他のSNSとの違い&使い分け方とは?
  • LINE VOOMで動画をシェアしてもらうために
  • フォロワーとのコミュニケーションの取り方
  • 各プラットフォームにコンテンツを寄せてみる
  • これからLINE VOOMに期待すること
  • 今回のポイントのおさらい

LINE VOOMで活躍中! クリエイター紹介

イベント冒頭、約40分のトークセッションにご登壇いただいたのは、こちらの3名のクリエイターです。

コメディ動画を中心に毎日LINE VOOMを投稿していて、フォロワーは15.8万人(20233月現在)、若者から人気を集めるTOPクリエイターのISSEIさん。

イラストレーターとして、可愛いイラストやデザインのテクニックを紹介する動画を投稿している、LINE VOOM Lab1期生のみりんさん。

お子様の成長の様子とともに子育て動画を投稿し、ハッシュタグイベント*などの企画にも挑戦している、LINE VOOM Lab1期生のmodeA NoRiさん。

 

 今回のトークテーマはLINE VOOMで活躍するために」です。
ISSEIさん、みりんさん、modeA NoRiさんに、LINE VOOMの特徴や、それを踏まえた上での工夫などについて語っていただきました。

LINE VOOMを見ているのは◯◯な人たち

ISSEI 僕のフォロワーは6割以上が10代で、よく若い方々からコメントをもらっています。視聴者層はアナリティクスのデータに表れていましたが、最近はLINE VOOMのおかげで街でも声をかけられるようになりました!この間、観光で浅草に来ていた中学生グループに「えーISSEIだ!」「LINE VOOMで見てます!」と言ってもらえて。僕は他のプラットフォームで、海外の方に向けたショート動画を投稿しているので、日本の方から声をかけてもらえる機会って少なかったんですよ。LINE VOOMのおかげで、街中で気づいてもらえるようになっちゃいました!(笑)

【LINE VOOM】ISSEIさん

みりん 私もISSEIさんと同じく、見てくれている方は10代が多い印象ですね。最近、オフラインイベントをたくさんやっているのですが、個展や似顔絵会に来てくれた方に「何経由で知ってくださったんですか?」と聞いたら、一番多かったのがLINE VOOMだったんですよ!
いま5つのプラットフォームで動画を投稿していて、LINE VOOMよりもフォロワー数が多いSNSもあるので、お話を聞いてびっくりしましたね。小さな子どもたちが、お母さんに私の動画をシェアして、会場に連れてきてもらっているようです。

【LINE VOOM】みりんさん

modeA NoRi 私の場合は、データを見ると50代の女性がものすごく多いですね。赤ちゃんの動画や、早産にまつわる動画をあげているので「孫のようだわ、応援してます」とか「20年前、私も早産だったのよ」というコメントをいただいています。ただ、いろんな方に見ていただきたいので、新規層を見込んで最近はキャラクターものや英語の話を取り入れています。「3歳の子が英語喋ってるのすげー」とか「最近英検取ったよ」というコメントがつくようになったので、若い方も見てくださっているんじゃないかなと思います。

【LINE VOOM】modeA NoRiさん

他のSNSとの違い&使い分け方とは?

 ISSEI 先ほども言ったように、僕は他のプラットフォームでは海外向けの発信をしているので、LINE VOOMでは日本向けの専用動画を作るようにしています。 LINE VOOMを見てくれている人たちに問いかけることで、LINE VOOMならではの価値が生まれると思うんですよね。あと特徴的だなと思うのは、報告動画にも「おめでとう」というコメントがつくところですね。他のプラットフォームだと全然見てもらえないこともあるのに、LINE VOOMだとありがたいことに数字が伸びる印象があります。

 みりん 分かります。他のプラットフォームだと、100億パーセント伸びないであろう「フォロワーさんが人になりました!」「こんなイベントやります!」という投稿にも反応してもらえるんですよ(笑)。

 ISSEI 本当に、LINE VOOMは見てくださっている方との距離が近い感じがしますよね。

 modeA NoRi すごく納得できます。

みりん 私は去年の秋くらいまで、対象年齢を低めに設定して動画を作っていました。小さな子にウケそうなキャラクターを使ったり、簡単に絵を描く方法をあげたりしていたんですけど、イベントに来てくださる方々の話を聞いてから考えが変わりましたね。LINE上でお母さんに動画をシェアして、絵を描いてもらっている子たちがいると知ったので、あえて少し難易度を上げた動画を作るようになりました。家族間でシェアしたくなる投稿になるように心がけています。

 modeA NoRi 私は3つのタイプのコンテンツを、満遍なく盛り込むようにしています。1つ目は、既存の視聴者に向けた赤ちゃん系の動画。2つ目は、子育て情報など誰かの役に立ちそうな動画。そして3つ目は、新規の視聴者を獲得するための万人受けしそうな動画です。特に、LINE VOOMのハッシュタグイベント*には積極的に参加するようにしています。通常の投稿よりもインプレッションが上がるチャンスがあるし、運営の立場になって「LINEさんこういうの好きなんじゃないかな?」と分析しながら投稿しています。

みりん ハッシュタグイベント*、私もしっかり参加したいんですけど、ハッシュタグ用に工夫して動画を作れているかというとそうじゃないんですよ。 NoRiさんのお話を聞いてちょっと反省しました。

modeA NoRi 恥ずかしいんですけど、自分なりに戦略を立てています(笑)。「エフェクト機能が実装されたばかりだから、LINEさんとしてはこのハッシュタグを盛り上げたいだろうな」とか、社員になったような気持ちで投稿してますね。学校のテスト勉強みたいな感じで、LINE VOOM Labで学んだことを教科書通りにやるんじゃなくて、サービス全体の傾向を読みつつアレンジしています。

 ISSEI 僕もそこまでハッシュタグを意識して使いこなせていなかったので、これからやってみます!

LINE VOOMで動画をシェアしてもらうために

みりん LINE VOOMをはじめた頃、私は「他のプラットフォームで投稿した動画を流用すればいいかな」と考えていたタイプでした。でも途中から、オフラインイベントに直接足を運んでもらえるくらい、集客力がめちゃくちゃ強いプラットフォームなんだなと気づいて。そこからは、LINE VOOMをサブ軸ではなくメイン軸と捉えて、LINE VOOM用の動画を作るようになりました。ISSEIさんが「日本の方向けに作っている」とおっしゃっていたように、LINE VOOMは海外でバズるんじゃなくて、日本のなかで動画が広まってファンになってもらえるんですよね。長く見てもらえて、家族間でシェアしやすくて、お金や時間を使ってまで会いに来てくださる方々が集まる。そんなプラットフォームってなかなか無いじゃないですか?

みりん そういった部分を意識して動画を作ると、コメント数とか、インプレッションも変わってくる実感があります。リクエストを拾うときも「LINE VOOMのコメントから拾いますね」と言ってみたり、みなさんのコメントにこまめに返信するようにしたりもしています。LINE VOOMをメイン軸にしてから、確実に見てくれる人が増えました

フォロワーとのコミュニケーションの取り方

 ISSEI 僕も動画のなかで「こんなコメント待ってるよ」と言ったり、コメント返信したりしています。報告動画でよくやるのは「この動画にコメントをくれた人に、コメ返します」と一言添えることですかね。LINE VOOM上でのフォロワーとのやり取りを大切にしています。 あとはコミュニケーションする上で、ですます調使わないとか。僕自身が、なるべくファンの方と親密になりたいタイプなので、「ありがとうー!」など友だち感覚でコメント返信するようにしています。忙しくて全てには対応できませんが、なるべく時間を作って取り組んでいます。

ISSEI 特にLINE VOOMをはじめたばかりの頃は、あまりフォロワーがいなかったので、見てくれる数百人が本当に貴重で。毎回見にきてほしかったので、めちゃくちゃコメント返信していましたね。コメントを返すとリピーターになってくれるんですよ。フォロワーが増えてからは、リピーターの方に対して「いつも見てくれてありがとうね」「嬉しいよ」と伝えるようにしています。なので、自分のアカウントのフェーズに合わせてコメント量を調節することが大事だと思います。

みりん 動画のなかで何かを問い掛けると、コメントをもらいやすくなりますよね。全部が全部、そういう動画にはできないので、私は投稿文のなかでクエスチョンマークをつけるようにしています。「これどうだった?」とか「何番が可愛かった?」とか、フォロワーに投げかけてコメントを引き出すことを心がけています。そして投稿文には「コメント読んでるよ、いつもありがとう」という感謝の気持ちも盛り込んでいます。

 modeA NoRi 私は動画にコメントがついたら、そこからニーズを拾って新しい動画作るようにしています。例えば、最近100均で買って作れるバスボールの動画を投稿したんですが、これが結構伸びたんですよ。製氷皿におもちゃを入れて、凍ったボールをお風呂に浮かせるシンプルな動画だったんですけど、たくさんコメントをもらって。「色付けするともっと子どもが喜ぶよ」と工夫ポイントを教えてもらったので「じゃあ作ってみますね」とお返事して、実際に動画をあげてみました。

みりん それはフォロワーさんも嬉しいですよね。コメントをたくさんもらうなかで、「これは伸びるだろうな」「動画にしたら喜ばれるだろうな」という需要みたいなものって、どうやって掴んでいるんですか?

modeA NoRi バズった動画って、おそらく類似作品も伸びるはずなので、バスボールの場合はその延長線という位置付けで捉えていました。人気がある投稿に、プラスアルファで「こっちも伸びるかな、誰かの役に立つかな」と考えるイメージでしょうか。

みりん じゃあ私も、過去にバズった自分の動画のコメント欄を見返してみますね!

各プラットフォームのファンを大事にする

 ISSEI フォロワーの話で言うと、僕は完全にプラットフォームごとにファンが分かれています。LINE VOOMには日本のファン、その他のプラットフォームには海外のファンが付いてくださっているので、そういう意味でもLINE VOOMは大切にしていますね。

 みりん そうですよね。どこかのプラットフォームのフォロワーさんを引っ張ってくるのって、個人的にはよくない行為だなと思っているんですよ。これは自分の過去の経験から学んだことなんですけど、どう頑張っても伸びないし限界がありませんか?各プラットフォームによって、自分が見せられる顔って違うはずだから、そこに適した表現をするのが一番いいなと。私は、LINE VOOMではLINE VOOMでしか見せられない自分を出したいし、そこに付いてきてくださるファンを大切にしたいなと思っています。

modeA NoRi 私はお二人ほど使い分けられてはいないのですが、LINE VOOMは毎日投稿するファミリーブログのような形で、娘と私と家族にフォーカスした動画をあげるようにしています。

 みりん プラットフォームにコンテンツを寄せるのって大事ですよね。LINE VOOMはこれまでショート動画に触れてこなかった方々も見ているプラットフォームだとも思うので、最初の2秒でインパクトを与えるとか、 タイトルの文字を大きくして目立たせるとか、基本に忠実な動画が伸びてる印象があります。もし「1本ぐらい騙されてもいいよ」という方は、ぜひこのテクニックを実践してみてください(笑)。

これからLINE VOOMに期待すること

 ISSEI 他のプラットフォームに比べて、LINE VOOMは物販しやすいなと思っています。例えばLINEスタンプを作るとなったら、報告動画で制作過程を見せたり、フォロワーにどんなスタンプがいいか聞いたりできますよね。僕も「使いやすいLINEスタンプがほしい」という声を受けたので、男子なら誰でも使えるようなデザインで販売してみました。制作中も、販売スタートのときも、いろんな方が応援して買ってくれましたね。LINE公式アカウントのリッチメニューに、商品ページのリンクを貼れるのもおすすめです。

みりん 自分のなかで、いまLINE VOOMは頑張るべきプラットフォームだと認識しているので、時間をかけて動画を作りたいですね。わざわざ足を運んでくださるような、コアなファンを作って繋がれるプラットフォームって、クリエイターにとっては財産だと思うんです。LINE VOOMはまだまだ伸びしろがあると感じているので、頑張ったぶんだけコアなファンが付いてきてくれることを期待して、これからも投稿し続けたいです。

 modeA NoRi 今回のようなイベントもそうですけど、LINE VOOM Labのクリエイターが繋がれる機会ってありがたいので、引き続きいろんなクリエイターさんと交流し続けたいです。そして、これからもっとショート動画のクリエイターが増えれば、視聴者も増えて収益面でもいい循環が生まれると思うので、LINEさんにはクリエイターサポートを続けていただきたいですね。収益面は、主婦のパートでは到底稼げないような金額になっているので、夢があるなと感じています。あとは、クリエイターとファンが触れ合えるアワードのようなイベントがあれば、制作のモチベーションに繋がるんじゃないでしょうか。今後もLINE VOOMのクリエイターが楽しく活動できるような場を作ってもらえたら嬉しいです。

 

*「ハッシュタグイベント」は現在「投稿キャンペーン」に名称を変更しております。

今回のポイントのおさらい

  • LINE VOOMの視聴者に向けた専用動画を作る
  • 毎日の投稿を心がける
  • 新規視聴者向け、既存視聴者向けなど、コンテンツのバリエーションを増やす
  • 投稿キャンペーンに参加する
  • フォロワーのコメントを拾う&返信するなど、積極的にコミュニケーションを取る
  • プラットフォームごとの特徴を掴んで、LINE VOOMのファンを大切にする

いかがでしたか?
LINE VOOM投稿をする上で、何かしらの壁にぶつかっていらっしゃる方も、ぜひ記事内のコツを取り入れてみてくださいね。今後のショート動画制作に役立てていただけたら嬉しいです。

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